ホームページにアクセスして開くまでの時間を簡単に手軽に調べてくれるサイトの一つが「Google PageSpeed Insights」だ。
Google PageSpeed Insightsはサイトの評価、点数が表示されその対処方法が表示される。
サイトの表示を遅くしている原因・警告が表示される内容で代表的なのは以下の通りだが、その中でも我々を悩ませるのが「サーバーの応答時間を改善する」だ。
- HTMLやCSS、画像の圧縮する
- ブラウザのキャッシュを活用
- 表示コンテンツの優先順位
- サーバーの応答時間を改善する
サーバーの応答時間を改善する方法はGoogleでも説明されているが「サーバーの応答が遅くなる要因としてさまざまな理由が考えられます。調査が必要です」と表記され何をすればいいのか、わかりにくい。
そこで筆者が行った効果のある簡単な対処方法を説明していく。
それは使用しているプラグインの量を減らすこと。たったこれだけで大きくサーバーの応答時間が改善される。
Google PageSpeed Insights
サーバーの応答時間を改善する
目次
安価なレンタルサーバーなほど「サーバーの応答時間を改善する」必要があると表示されやすい
安価なレンタルサーバーは安い値段を実現するためにも低スペックの性能で構成されている。さらにユーザー1人1人に性能を割り当てるとユーザーが使用できる性能はずっと低くなる。
以外にもサーバーの処理スピードは意外と軽視しがちでレンタルサーバーのサイトにも記載されていなことも多い。
安価なサーバーはプログラムの処理速度もそんなに速くはないため、高性能プログラムや時間がかかる機能は使用しないほうがよい。
WordPressを利用していてサーバーの応答時間を遅くしているのはだいたいプラグイン
安価なサーバーでもWordPressをインストールしたてのときはとてもサクサクだったのではないだろうか。
今ここに思い直してほしい。最初のWordPressの環境と今のWordPressの環境とは何が違うのか?大体はプラグインの量が増えているのではないだろうか。
WordPressにあるほとんどのプラグインはオーバースペックなのだ。
例えば、お問い合わせプラグインとして有名な「Contact Form 7」は簡単にお問い合わせページを作ることができるが、実はお問い合わせページではないページにもContact Form 7の機能が働いている。
厳密に言えばContact Form 7のCSSが読み込まれているということだ。
これではサーバーのリソースに無駄な部分ができる上、サーバーにも負荷がかかる。
この小さな負荷がたくさんプラグインを使用しているとかなり負荷がかかりサーバーの応答時間がかかってしまう。
ではプラグインはどのように対処していくのか。
先ほど述べた通り、プラグインはオーバースペックなので、必要な機能の部分のみ自分で実装してしまえばいい。
わからなければ検索してしまえばだいたいは見つけることもできるし、プログラムの書き方を教えてくれるサイトだってある。今はとても便利な時代になっている。
自分のプログラムは管理が大変というデメリットもあるが、もしプラグインを使用していて更新が来なくなった場合、よくわからないプログラムコードを管理するのと考えると前者の方がずっと楽だ。
実際にこのサイトでは安価なサーバーを使っており当初、30個近くのプラグインを使用しておりサーバーの応答時間がおよそ6秒かかっていたが、30個近くあったプラグインは整理をし続け、今現在11個近くまで減らしサーバーの応答時間は0.4秒以下に納めている。だが安価なサーバーを利用しているので少々不安定だが。
最近消去した有名なプラグインは以下の通りだ。
- AddQuicktag
- Contact Form 7
- User Role Editor
- WordPress Popular Posts
- SiteGuard WP Plugin
それぞれのプラグインをしっかりとチェックしてみると、数行のコードで実装できたり(Contact Form 7・User Role Editor)、設定を見直すことで改善できる内容だったり(SiteGuard WP Plugin)、人気コンテンツって本当に必要?(WordPress Popular Posts)だったりするのだ。
AddQuicktagはそれほど負荷をかけない気もするが妥協はしたくないので自作コードで実装。
それでも改善できない・改良できないならばサーバーの移行を
プラグインを減らしてみても改善しないこともある。その場合は素直に高スペックのサーバーの移行をおすすめする。
今支払っている金額よりも上の金額のレンタルサーバーを借りると失敗の確率は少なくなるだろう。
移行をしてしまえばプラグインの整理はしなくてもサーバーの応答時間は今のサーバーよりは改善されるであろう。
筆者の知り合いの情報によると、少々高価になるがXサーバーというレンタルサーバーはおすすめらしい。
実際にこのサイトでも検討中のサーバーだ。