ホームページのデザインを設計するにあたって、意識しなければならないのが、
ブラウザごとに表示が違うということです。
さらに、ブラウザの旧バージョンを含めて調べなければならないので、デザイナーにとってはとても大変な労働の一つと言われているそうです。
最近はスマートフォン版のブラウザも出現しており、デザイナーさんは、気絶するほど大変です。
ブラウザの中でも、とても悪名を残しているのが、インターネットエクスプローラー6(以下IE6)です。
IE6はなぜ嫌われるのか?
インターネット上にあるページは、いくつかのデータがあつまって構成されています。
この構成には、ブラウザの間である程度の規則があり、
例えば、
HTMLに以下を指定し、
<p id=”name”>らいふあいであ</p>
CSSには以下を指定します。
#name {color:red;}
これで、あなたが使っているブラウザはおそらくIE6ではないでしょうから、
以下のように、赤い文字でらいふあいであと表示されているでしょう。
らいふあいであ
このように、ブラウザの間に共通する規則があるわけですが、IE6はこれを無視しました。
無視するとどうなるのか?※厳密にはいくつかは守れられていたがほとんど無視をしていた。
先ほどの指定したHTMLとCSSでIE6は、もしかしすると、青色でらいふるんるんと表示しているかもしれません。
※IE6の環境を入手できませんでしたので、正確ではありません。ご了承ください。
このように、ブラウザ共通の規則を無視するIE6で、デザインを整えるには
デザイナーにとっては、完成済みのデザインを一からやり直すようなものでした。
しかし、待ってください。
IE6というのはかなり厄介なブラウザなわけですが、
今IE6は世界でどれくらい使われているのかを先に見てください。
IE6は世界でどれくらい使われているのか?
以下のサイトを使います。
Microsoft Edge Development
使い方はただアクセスするだけです。
2016年07月09日現在では、世界では、中国以外1%を切っています。
右上の部分にある「Map View」と「List View」があります。
「List View」をクリックすると、国ごとの詳細情報が見られます。
日本でIE6が使われる人口は0.3%のようです
何を基準に0.3%を出したのか不明ですが、ここでは日本人総人口を計算してみます。
日本人口は現在、1.273億人いるとされています。
そのうちの0.3%は38万1900人となります。
0.3%はとてつもなく多いのではないでしょうか?
しかし、日本の人全員がパソコンを持っていて一人につき1つとして計算してみた結果なので実際の正確な数字はわかりません。
まとめ
以上が、IE6は世界でどれほど使われているのかの紹介でした。
世界中でIE6を使っている人はほとんどいないことがわかったため
IE6のデザイン設計に悩んでいた人ももうそろそろいいじゃないでしょうか?
最後に私の予想ですが、今どきIE6を使っている人は一般人のパソコンではなく工場とかのパソコンではないでしょうか?