Nexus6のバッテリーが膨らんで何かヤバそうだったので交換してみた

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約2年と半年前に購入したNexus6のバッテリーが膨らみ始めカバーが外れそうです。今は同じシリーズでNexus6を1世代としたら5世代目(Pixel3)の新しいスマートフォンが出ていますが、何よりも金額が高く写真もゲームもしない私は現状このスマートフォンで十分です。

しかしこのまま使っているとニュースにあるスマホの爆発の恐れがあるので、バッテリー交換をしてみます。

カバーが外れかかってきてこんな状態になりつつあります。暗い写真でスミマセン。

今回のNexus 6は年数が経っているので勿論保証外です。それでメーカーに修理をお願いすると高額な金額請求されます。何とかならないのか検索してみると英語サイトで自分でバッテリー交換ができる判ったので自分で交換してみます。丁度、古いスマホで新しいスマホも登場しているので最悪故障しても良いやと軽い気持ちで挑戦してみました。

バッテリーは「Nexus6 バッテリー」とアマゾンやヤフオクで調べると見つけれます。

今回はヤフオクでNexus6のバッテリーとその修理キットを購入してみました。

今回購入したバッテリー

とっても薄いです。これが大容量?と疑うレベルです。
比較対象はクルトガのシャーペンです。

さっそく分解にかかる

今回参考にした動画はこちら(英語)

注意 分解は保証が利かなくなります。自己責任で行ってください。
Nexus6の分解は最初に電源を必ず切ることと、SIMカードを取ってください。故障や感電の原因になります。

まず最初に青い三角でNexus6の後ろ側の銀色とカバーの間に差し込みます。

一周します。本体とカバーの間は接着剤にくっついていますが、とても固いので注意。

本体とカバーを外した状態にできました。

ネジを外します。ところがこのNexus6はたくさんネジがありとても大変です。
ネジの部分、白く丸く囲ってみましたが他にもあるかもしれません。

ここで事件

ところが、ここで事件が。今回購入したバッテリーの修理キットに入っているドライバーが小さく、ネジのサイズが合わず回りません。

Nexus6のネジは星型のトルクスネジで、サイズはT2になります。
今回の使用したドライバーはトルクスドライバーのT1だったので使えません。

T2のドライバーをわざわざ購入しないで開ける方法を探していると少し小さめのマイナスドライバーで回りました。

マイナスドライバーで全部で回せましたが、さすがに規格外のドライバーを使ったことでいくつかネジの頭が潰れてしまいました。
ネジを外したあと、左上と右下にあるゴムを外します。

ゴムを外して中にケーブルがあり外します。ケーブルを外すときにはコツがいるので動画を見たほうがいいでしょう。
ここはバッテリー交換の中で一番目に破損させやすいシーンではないでしょうか。気をつけた方がよいでしょう。
1分25秒に流れる動画のケーブルの外すシーンはバッテリー交換には必要はありません。

ネジとケーブルが外し終わると、画面の部分と本体と分別することができます。ここは本当に分かれるの?と思うほど綺麗にくっついているので写真を参考に青い三角でぐっと差し込みます。
青い三角で差し込み、画面一周回します。

分離ができると以下の画像のようにNexus6の真の姿が。

次にバッテリーにくっついている黒い部分とケーブルを外します。

これでバッテリーを外すことができます。今回はバッテリーは簡単に外すことが出来ましたが、ネットによるとバッテリーの裏にある無線充電のQiがバッテリーにくっついて中々取れないという情報があります。詳しく調べてみると接着剤でくっついているようですので青い三角で外すと良いでしょう。

古いバッテリー(黒)と新しいバッテリー(赤)を比較してみました。
写真の撮り方が悪かったのか薄さがわかりづらいですが、中心部が膨らんでいます。

新しいバッテリーに変えてみました。
今回はNexus 6に内蔵されている無線充電「Qi」(多分バッテリーの中央にあるケーブル)と一緒に直しましたが、もしかするとバッテリーによっては無線機能が動作しない可能性もあります。最悪発火する可能性があるので使わない方がベストかもしれません。ネットによるとQiのケーブルは外してもNexus6は動作するようです。

これでバッテリーの交換は完了です。あとは先程やったゴム直し、ネジをはめ直していきます。バッテリー交換後は以下の通りすっきり収まりました。

※Nexus 6の一番表面にあるカバーは粘着テープでくっついているので粘着テープが弱まっている場合は両面テープ等で強化しましょう。

このあと起動するかドキドキ……起動しませんでした。電源ボタンを長押ししても真っ黒です。

次の日。

今回夜中での修理だったので落ち込みながら次の日、Nexus 6もう一度分解するとゴムの下にあるケーブルの接触が弱かったようで直して見ると無事に起動。

アドバイスとして、もし起動しない場合は”ケーブルがしっかり付いているか”、”バッテリーが初期不良の可能性”、”どこか破損していないか”を疑いましょう。

Nexus 6はもう古いスマホになっているのでジャンク品や部品だけヤフオク等で安く売っていることがあります。以上、Nexus6のバッテリー交換方法でした。