美容道具のコームの歴史とその手入れ法

美容

美容道具

美容の道具とは?

人間の手や指には、物を掴んだり、握ったり押さえたりする働きがあります。

美容における道具全ては、技術者の手の働きを代わりに行い、仕事の効率を向上させる役割を担っています。
現在、美容技術に使われている用具のうち、道具と呼ばれているものがある。

  1. コーム
  2. ブラシ
  3. シザーズ
  4. レザー
  5. ローラー
  6. クリック
  7. ピン

などがあげられる。
そのうち、切るという働きを補っているものとして、

  1. シザーズ
  2. レザー

押さえたり、とめたりする働きを補っているものとして、

  1. クリップ
  2. ピン

などが用いられる。

迅速に、正確性が高い作業をするためには、これらの道具の存在は欠かすことが出来ないのである。

今回はコームについて紹介していきます!

コーム

コーム

コームは一般的に、「櫛(くし)」と呼ばれています。

毛髪を整えるモノとして、女性が前髪を治す時など、日常生活に欠かせない生活必需品の一つであると言えます。

櫛(くし)の歴史的な背景

櫛(くし)の発生は歴史的に古く、いまから2500年前の縄文時代晩期に、既に使用されていたと推定されています。

青森県の是川遺跡(これかわいせき)から、縄文時代のおわりごろの櫛だと思われるものが発見されているが、この櫛は、挿し櫛(さしぐし)の一種だと考えられており、櫛が毛髪をとかすという使い道ではなく、装飾品としても利用されていたことがうかがわれている。

江戸文化には、様々な日本髪が生まれ、櫛よ形状もその髪にあわせた櫛が作られた背景がある。

現代におけるコームは、女性の髪型が洋風になるにつれて、櫛として従来日本髪に用いられた装飾品としての傾向が少なくなっている。現在はほとんど、整髪用に使われることがほとんどである。

コームの種類

ラットテールコーム

コーム

酸性のヘアカラーリングやワインディング、ヘアセッティングなどに使われています。

ジャンボコーム

ジャンボコーム

毛先の通りの悪いときにほぐしたり、トリートメント剤を使う時に使用される。
コーム

コーム

主に、ヘアセッティング、ヘアカッティングなどに使われる。

コームの材質

材質としては、

・合成樹脂
・ステンレス
・骨
・木

などなど。

コームの手入れ法

コームは髪をとかす時、汚れ(ふけ、ほこり)を取り去るので、大変汚れやすくなっています。使用後を速やかに手入れすることが大切です!

コームの手入れの流れ、注意

・歯と歯のあいだに汚れが非常に溜まりやすいので、歯ブラシなどを使って払い落とすか、ひどい場合は、石鹸水にしばらくつけて、洗う。ただし、薄めコームの場合は歯を欠くおそれがあるので、慎重に手入れしましょう。汚れを落としたら消毒を。

・消毒液に長くつけすぎると、コームが変形する場合があるため注意すること。

・消毒液から取り上げたら、きれいな水で、よくすすぎ、水分をよく拭き取ります。

・材質的に熱消毒は避ける。(蒸気消毒、煮沸消毒など)