いじめやパワハラ、モラハラに関する事件がテレビやニュースにたくさん流れていますね。
とても残念な話ですが、とてもデリケートな内容なので誰も触れたがらないためかいじめなどの対処方法の有益な情報はとても少ないですね。
この記事を見て欲しい人は「いじめなどに関わる人」です。つまりいじめられている人、いじめられているところを黙って見ている人、いじめていることを自覚がある人向けです。
さて今回はいじめだと自覚がある、あなたに訴訟のリスクについて説明しましょう。悪口、たった一言でも今すぐ行動・対応しないとあなたの人生がすべて台無しになるリスクがあります。
いじめられている人、今は耐えられてもそのうち辛くなるかもしれません。日本の法律では「訴訟」という最高手段があります。
訴訟を行い勝利することによってあなたは開放され、相手は人生すべてそのものが大変なことになります。
予め最初にお伝えしたいことが一つございます。
筆者は法律について勉強をしていますが正式な資格は持っていません。
その為この記事の内容は 100% 正しいとは保証できません。その点を踏まえて以下の内容をご覧ください。
今回は、不特定多数に悪口を書く場合のリスクについてご紹介していきたいと思います。
ここのページは真面目な内容で「悪口なんて無視すればいい」などの精神論についてのお話はありません。
目次
悪口は人間の心の一つ
悪口はとても不愉快なものですが、それは人間、誰もが持つものです。
悪口を言うと気分が良い、言われると不愉快、このような二極性があり、ときにはストレス解消に利用したり、ときには自分を守るために他人を攻撃するのに利用します。
しかし、使い方を間違えれば犯罪者になります。
どのような場合が犯罪扱いにされるのか?日本の法律にそって解説していきます。
もし悪口で訴える場合どのような罪状となるのか?
日本の法律でいうと、親告罪に当てはまります。
親告罪とは被害者側から訴えがなければ、犯罪として検察側から訴えることはできない罪です。
親告罪には、
わいせつ罪、強姦罪、名誉毀損罪、侮辱罪、ストーカー規制法違反罪、過失損害罪、器物損壊罪、信書開封や隠匿罪などがあります。
悪口の場合で訴える、訴えられる場合は「名誉毀損」か「侮辱罪」のどちらかになります。
もし有罪判決を受けた場合
当たり前ですが、前科が付きます。
前科がつくと就職や生活に影響を与えます。さらに行けない国や場所もあります。
もし、前科があるにもかかわらず、前科がありませんと答えた場合、これは詐欺罪になり、さらに前科がつく場合があります。
悪口をする場所でとくに危険性がある場所
インターネットに関係する場所、不特定多数に見える場所に、本人と特定できる情報を含んだ悪口。
有名なのがSNS(LINE – Twitter – Facebook、Instagramなど)に悪口を書き込むこと。
(他人には見られない鍵機能やグループ機能にすると罪が余計に重くなります。)
悪口と判定されるか日本の法律の判断
1,悪口が書かれている内容は特定の人物に当たるかどうか?
特定できる場合は特定されたの悪口と判定し、特定に当たらない場合は不特定になりこの場合はただの言葉として判定されます。
例として以下のサンプルを用意しています。
- 学校名と名前が書かれていたら特定。
- 会社名 部署名 名前が書かれていたら特定
- 名前だけなら不特定
- 学校名のT氏は不特定(T氏)
こんなサンプルもあります。
Twitterで悪口ツイートがあります:「(名前)は○○○○www」「(名前)は○○でxxで○!」
と書かれていた場合、この場合は名前だけなので不特定ですが、
もしもこのつぶやきをした人のプロフィールに学校が特定できる情報や本人の写真があった場合は特定できるので、不特定から特定に変更されます。
また兄弟間では名前ではなく兄、姉、弟、妹、という言葉を使うことで特定にもなります。
2,医師にうつ病の診断書をもらう
これはかなり有効な方法で証拠です。ただし決定的なうつ病と関連性がないと意味がありません。
もし訴える場合
自分だとわかる悪口が書かれている事実、誰が書いたか個人を特定できる証拠、○○さんは○○さんの悪口を書いている!と協力してくれる人を集めるなどの証拠を集めることがとても大事です。
証拠の集め方は自分だけではなくほかの人があつめてもらっても問題ありません。
インターネット上に書き込まれている悪口は、「スクリーンショット」や「名前をつけて保存」で保存しましょう。
声による悪口は、録音をしましょう。
最近のスマートフォンには録音機能があります。もし標準機能で録音機能がない場合は、アプリをインストールすることで利用できます。
AndroidはPlay Storeから「録音」と検索、iOSはapple Storeから「録音」と検索
法律弱者
訴えるには金が必要です。しかし金を手に入れられないもしくは厳しい方がいます。
その中の代表が「子ども」です。
子ども(もしくは未成年)は自ら裁判を起こすことは「法律によって」できません。未成年が裁判を起こす方法は法定代理人が必要となります。
※法定代理人とは保護している人、つまり親が多いですね。
悪口はイジメの一つであり、イジメを受けている場合がない子どもたちにとっては「訴える」という逃げる道がなく親に頼らなければなりません。しかしその親がイジメを軽視したり何もしない親だった場合子どもは何もできません。
そして悲しい事件が起こったりするこもあります。実例あり。もし子どもが助けを求めている、もしくはその可能性があると気がついたとき助けていただけませんか?
最後に
以上が、不特定多数に悪口を書く場合のリスクの解説でした。
悪口は人間が持つ心の欠片です。今の日本の社会は社会のシステム上、ストレスがかかりやすい社会な為、悪口はたくさんあふれており消すことはもう難しいでしょう。
悪口は人間のストレス解消の1つであり使い方を間違っていなければ問題はありません。しかし使い方は間違ってはいけません。間違えるとあなたの身を滅ぼすことになる可能性を秘めているということです。